センター事業団4つの目的

◆地域と結んだ様々な仕事おこし

パートでなくまちづくりの主体者として

埼玉県深谷市「だんらんグループ」

私がセンター事業団と出会ったのは1987年の5月、生協の物流センターができ、そこの仕事に応募したのが始まり。35人の職場の仲間全員が「生協のパート」という意識だったと思う。ところが仕事を受託したセンター事業団からは「雇う、雇われる関係がない」「短時間就労であっても組合員として主体的に働く」というような話を聞かされた。

やがて、現場の組合員の中から所長を出すように言われ、私が所長になることに。金銭にかかわる実務も分担し、委託料金や経費がわかるようになるとみんなの主体者意識が高まっていった。

そんな中で、不況の波が生協にも襲い、委託解除を通告され、「委託に頼らない自分たちの仕事をつくろう」と、仕事おこしの話し合いがはじまった。いろいろ議論する中で「本物の豆腐づくり」に決める。途中で議論が白紙に戻ったり、仲間どうしで激しくやり合う場面もあった。自分たちで仕事をおこすのは大変だけど、そこを避けていたらいつまでも「雇われ者」でいるしかない。

1995年6月に「深谷とうふ工房」を開店した。その後、この事業から高齢者への配食サービスや介護事業へ発展していく。事業と同時に開催してきたホームヘルパー講座も修了生が1,000人を超え、現在では介護現場が3カ所、2010年には念願の自前の建物を建て、とうふ工房も2店目をオープンした。仕事おこしへの挑戦はまず一歩を踏み出し、行動してはじまると実感している。