ポストIYC協同組合全国 協議会学習会「深谷におけるワーカーズコープの歴史、取組みに学ぶ」

2015.10.27お知らせ

第1回「協同労働型の協同組合の法制度整備」に向けた学習交流会のご案内

 市民や働く人が自ら出資して、経営に参加して、協同して働く「協同労働の協同組合」は、労働者協同組合(ワーカーズコープ)、ワーカーズ・コレクティブ、農村女性ワーカーズ、共に働くことをめざす障がい者団体など、それぞれ30年以上の歴史を持ち、活動を進めています。それらは、「新しい公共」を担う市民事業組織・社会的企業として広がりをみせていますが、この協同労働を支える法律がまだ日本にはありません。法制化が実現すれば、「協同労働の協同組合」が社会的に認知されるだけでなく、地域に必要とされる仕事を市民が協同して創る(=おこす)ことができ、また雇用関係を前提とした働き方では就労機会を確保しづらい社会的に弱い立場にある人々等にも広く就労、および自立の機会を創出することが可能になります。
「協同労働の協同組合」法の制定の実現に向け、労働者協同組合や協同労働に関心を持っていただくために、ポストIYC記念協議会の取組みの一環として、埼玉県深谷市における労働者協同組合の取組みについて現場視察を行い、法制化の必要性を考える交流学習会を企画しました。深谷では物流現場の業務縮小に伴い、そこで働く組合員(女性たち)が「とうふ工房」を立ち上げ(1995年)、配食事業、ヘルパー養成講座を連続的に開催して1,000人を養成、地域福祉事業所(介護福祉関連事業)を仲間と共に立ち上げ複合化、今日では若者や生活困窮者支援事業なども広がっています(4億の事業高、180人が組合員として就労)。
深谷地域における協同労働による仕事おこし・まちづくりの取組みから、法制化の必要性について学んでいきます。ぜひ、ご参加ください。
●日程:2015年11月18日(水)13:00~16:30
●会場:深谷駅集合12:30(バス、車で移動します)
●参加費:無料

<主な内容>
◇日本労働者協同組合連合会センター事業団深谷エリア視察 (埼玉北部地域福祉事業所深谷とうふ工房、深谷地域福祉事業所だんらん(居宅介護支援、訪問介護、通所介護、ショートステイ、福祉用具、配食)、深谷南地域福祉事業所だんらん上柴(訪問介護、居宅介護支援、通所介護、ロングデイ、生きがいデイ)、深谷若者サポートステーション、困窮者自立支援事業(自立相談)など)
◇学習会(だんらん上柴)と質疑応答 講師:センター事業団北関東事業本部
<申込み・問合せ先>
*参加を希望される方は、11月11日(水)までにお申込み下さい 。
*申込み・問合せ先:日本労働者協同組合連合会 総務部 (担当:城戸)
TEL 03-6907-8040、FAX 03-6907-8041、メール iyc2012@roukyou.gr.jp

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