平成29年6月15日、さかえっこ学童保育室において、第2回東部事業本部子育て現場研修（足立エリア）が行われました。

今回のテーマは「社会的養護」です。
社会的養護といっても一般的にピンと来ない人も多いかもしれません。
しかし、保育に従事する者にとって、知らなくていいことではありません。

社会的養護とは、保護者のない児童や、保護者に監護させることが適当でない児童を、公的責任で社会的に養育し、保護するとともに、養育に大きな困難を抱える家庭への支援を行うことです。
具体的には、児童は児童養護施設や里親の元で、過ごすことになります。

社会的養護は、「子どもの最善の利益のために」と「社会全体で子どもを育む」を理念として行われています。
足立区（西新井）で実際に社会的養護を推進するお二人を講師としてお招きし、その仕組みと、実際の子どもたちの生活について、お話していただきました。

①「社会的養護と児童養護施設の実際について」
講師は社会福祉法人友興会　クリスマス・ヴィレッジ　里親支援専門相談員　大久保健氏

②「東京都の里親制度のご紹介と話題になること」
講師は社会福祉法人　二葉保育園　二葉乳児院　里親委託等推進委員　今福アカネ氏

東京東部所属の様々な子育て現場から、30人以上の方々が参加し、皆さんとても熱心にお二人の先生の話に聞き入っていました。

質問コーナーでは時間を過ぎても手が上がり、現場での社会的養護に対する関心の深さをあらためて感じました。

写真の冊子「養育家庭（ほっとファミリー）体験発表集（平成27年度）
多くの人に読んでもらいたいとの想いから、今福さんより多めにお預かりしています。読んでみたいなど、ご興味のある方は、さかえっこ学童までお問合せください。