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m点E

2月4日~5日、学習研修部主催でワーカーズの先進的な取り組みをしている奄美大島の視察研修が行われた。行先や予約、現地調査、情報収集をおこない、計画・運営を行なってきた。参加者は若手のリーダー陣中心に10名。

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事前学習を行ない、視察メンバーと顔合わせ。また視察現場の検討、何を目標にするかを話し合う。事前に現場のことを学習し、また下記3点を目標とした。

①モデル事業所の活動を視察し、事業所運営に取り入れる。

②事業所での仕事おこしを進める上で参考にする。

③豊かな自然を感じ、人間としての未熟さ、小ささと自然の畏怖を感じる。

 

 

1日目

・奄美地域福祉事業所『くっかる』(視察は大川小中学校学童クラブ『菜の花』)

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全体の事業内容;就労継続B型事業、病児保育、学童クラブ

事業内容;今年度から運営開始。現在17名の児童が在籍。

立ち上げ経緯;この地区に学童がなく、毎年学童のある地区に子どもが引っ越してしまい、ますます子どもが減る…という地区で、ぜひとも学童を作ってほしいと校長先生からのお願いもあり、立ち上げ。

特色;夏に近くの川に遊びに行き、エビを獲って学童で食べること。

校長先生が作ったツリーハウスや手作りのブランコなど。

大切にしていること;日頃の遊びでは子どもの発想を大切にしていること、大人が「ダメ」と言わずに子ども達自身が経験の上で加減を知り、危険回避ができるようになること。⇒保護者の理解も得ている。

 

 

 

2日目

・奄美地域福祉事業所『くっかる』(視察は就労継続B型事業「作業所くっかる」)

 

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事業内容:蚕、繭玉、サンゴで作った箸置き、せっけんなどを作って販売。

2年前に空港で販売を始め、現在5カ所で販売、自分たちで販売経路を拡大。

立ち上げ経緯;訪問介護事業が成り立たず、就労継続B型事業に変更。

利用者;現在7名、10時~15時までの作業。

特色;奄美の伝統文化を引き継ぐことや島の中にある素材を自分たちで集めて加工していること。

大切にしていること;「こういうことがあったらいいな、必要だな」という話し合いから始まり、みんなで納得するまで仕事の後も話し合う。

 

 

 

・奄美地域福祉事業所『がじゅまる』(視察は託児所のみ)

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事業内容;訪問介護、託児所

特色;夜間保育、休日保育、一時保育、4月~小規模保育事業、今後就労継続B型事業を行なう予定。

 

 

 

 

 

感想(一部抜粋)

・生まれ育った土地でもなく、現在住んでいるわけでもない地域の困難、課題、ニーズを

見つけていくには相当地域に出て行かないとわからないことだと感じた。とりあえずは

動き、何かを始めると課題に出会い、その中でまた仕事おこしが始まる、と越間所長が

おっしゃるように、意識を持って動くことがまず自分たちにも必要なことだと感じた。

(宇津呂)

 

・細かいことでも必要なことは全員で共有すること。何かを決めるために話をするときに

一人ひとりの考えを聞き、納得できるまで話し合うという部分を今後活かしていきたい。

(猪瀬)

 

・地域住民とのコミュニケーションから地域の課題、住民が抱える困難などに共に解決していける、そんな事業所を目指していく。(廣田)

 

・どこに行ってもワーカーズの考え方は変わらない。その土地、その地域で、地元の人たちと関わり、ワーカーズらしい事業展開をしていく。そのために組合員がみんなで、本音でぶつかり合い、話し合う。そんな基本的なことが本当に大切。(直木)

 

・普段から話し合いの意味や、大切さを発信できる立ち位置でありたい。(藤井)

 

・自分はやはりこの仕事が好きだと改めて感じた。小さなことでも気付くこと、地域の方の意見に寄り添い、地域の方と一緒に事業所を盛り上げていくことが大切。地域のみなさんと共に作る空間を広げていきたい。(髙橋)

 

・住む地域で働きながら、同じ事業所の現場に子どもを預けることは、本当に支え合いの事業所運営。墨田のこだちはそういう場所になる環境と可能性は大いにある。(竹内)

 

・就労継続B型事業では利用者さんのペースで作業をすることが大切であり、自分で作り、自分で売ることがその人自身の力や自信につながっている。将来的には就労B型を目指しているので『くっかる』のような雰囲気に近づけることができるようにしていきたい。(木原田)