全国よい仕事研究交流集会2015 社会的孤立と排除に抗し「ともに生きる」地域をつくる

2015.02.11トピックス

開催趣旨

 高齢になっても障害があっても、「誰かに必要とされたい」「誰かの役に立ちたい」という願いは誰にでもあります。“はたらく”ことは、自分の居場所がはっきりすること。その自尊の感情や肯定感がその人の命を支える。
人は互いに思い合えるつながりがあると生きようとする。その関係が無くなっていくとき、生きる意欲を失い、時に死を望んでしまう。それは子どもから若者、高齢者まで、すべてに共通する人間の本質であり、根源的な欲求ではないか。
2015 年4 月から始まる生活困窮者自立支援制度、介護保険制度「改正」、子ども子育て支援制度、そしてまち・ひと・しごと創生法を、どう「ともに生きる」地域づくりに生かすのか、私たちに問われてます。
グローバル経済が拡大する中で、私たちの社会は貧困と排除、孤立が激しさを増し、人間疎外が極まり、“社会のどこにも居場所がない”と感じる人々が増えているなかで、人を命につなぐ仕事を、人と人、人と自然がつながれる社会を、市民自身が力を合わせて足元の地域に自らの手でつくるしかない。
あらためて今、私たち一人ひとりが“誰をも見捨てない、孤立させない”覚悟を持とう。地域で最も困難を抱え、苦労している人たちとともに働き、仕事をおこし、支え合える地域をつくることに。制度から投げ出される軽度の高齢者を地域で受けとめ、活躍の場をつくることに。貧困の連鎖を断ち切り、どの子どもも主人公となり豊かな体験や学びを通じて元気に育つ地域をつくることに。チラシはこちらを参照ください。2015年2月28日土 会場:日本教育会館 大ホール
10:30-11:00 オープニング・基調提起
11:00-12:00 記念講演
「まち・ひと・しごと創生がめざす“ともに生きる”地域づくり」
講師:山崎史郎さん(内閣官房まち・ひと・しごと創生本部地方創生総括官)
13:00-15:00 パネルディスカッション①
「人を命につなぐ仕事おこし-地域循環型産業への挑戦」
コメンテーター:佐藤 博さん(厚生労働省 社会・援護局 総務課課長補佐 生活困窮者自立支援室)
- 休 憩 -
15:15-17:15 パネルディスカッション②
「社会的困難を抱える仲間とともに働き、ともに生きる地域をつくる」
コメンテーター:向谷地生良さん(浦河べてるの家理事、北海道医療大学教授)
17:15-17:30 まとめ2015年3月1日日 会場:日本教育会館会議室、TKP市ヶ谷カンファレンスセンターTKPガーデンシティ竹橋の3会場に分かれます
10:00-16:00 分科会「協同労働による市民主体のよい仕事、仕事おこしの実践検討会」
全国各地の実践レポートを基に、15 の分科会に分かれて実践を深めます。

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